みなさん、「痛み」について考えた事がありますか?
痛みとは、一言で言えば本人にしか分からない自覚的な感覚です。痛みの感覚の本来の役割は、体の異常をその人自身に知らせる危険信号です。もし痛みの感覚がなければ、極端な話、切り傷で血が出ていても、指の骨を骨折したとしても気付かずに放置してしまうかもしれません。
ところが、人間の体はそれ程精巧には出来ていなくて、体に危険がなくても痛み信号が発せられたり、逆に危険なのに発せられなかったりする事があります。
また、痛み信号は「心」が強めたり弱めたりする事もあります。
例えば、みなさん経験があるかどうか分かりませんが、腰痛に関して。何か心配事やストレスを感じた時に、腰の痛みを強く感じる事があります。これは、すごく精神的に追い込まれた時に苦しみが脳に伝わり過去に体験した同じような苦しみと関連させて、脳が精神的な苦しみを腰痛として認識してしまう事もありえるそうです。
もしかしたら、あなたが長く患っている腰痛は常に頭の片隅にある心配事や大きなストレスが原因のひとつになっているかもしれませんね。