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膝に水がたまるのはなぜか?

「膝に水がたまる」とよく言いますが、水とは関節液と呼ばれるものです。

 
関節液は通常、膝の関節内で分泌・吸収されて一定の量に保たれています。しかし、膝の軟骨に傷がついたりすり減ったりすると、壊れた軟骨の小さなかけらなどが関節内を刺激して炎症を引き起こし、関節液の分泌を促します。

 
この状態になると、分泌する量のバランスが崩れて関節内に関節液がたまるようになります。

 
では、膝に水がたまるのはなぜか?

 
それは、たまった水(関節液)が壊れた軟骨の小さなかけらなどの有害物を排除するためです。

 
この時の関節液には、有害物を分解するための分解酵素や、有害物を排除するためのリンパ球や白血球などが多量に含まれています。そして関節内の炎症が治まると、吸収される関節液の量が増えて徐々に関節内にたまった関節液も引いていきます。

 

膝に水がたまるというのは、自分で自分の体を治そうとしているという事なんですね!

膝の痛みに運動療法

膝の痛みでお悩みの方におすすめなのが家庭で出来る運動療法です。

 
簡単なものを1つご紹介します。まずあおむけに寝ます。左足をまっすぐに伸ばし右膝を軽く曲げます。左足を床から10cm〜20cmほど上げ、そのまま5秒間保ったらゆっくりと左足を下ろします。20回繰り返して右足も同じ様に行います。

 
この運動により大腿四頭筋という太ももの前側の筋肉が鍛えられます。大腿四頭筋を鍛える事で、膝関節の左右や前後のずれなどが抑えられて安定してきますので膝にかかる負担を減らす事が出来るのです。

 
注意点は、この運動を行って痛みが悪化した場合は、無理をせずに悪化しない程度に行うという事です。

 

朝晩20回ずつ行いましょう。大切なのは、長く続ける事です。その為には、夫婦や家族、気の合う仲間や会社の同僚たちとグループをつくって一緒に楽しみながら取り組むと効果的です。

 

運動療法の効果は、筋力強化による膝関節の安定化だけではなく肥満の予防・改善と鎮痛効果(運動を行う事で痛みを抑制する物質が分泌される)も期待出来ます。